☆1.5
言いたい事は分かるのだけど・・・
-----あらすじ-----
エレベータに閉じ込められた。生きるか死ぬか。異常な事態に人々も錯乱していく!
-----感想-----
別にホラーじゃなくてもいいと思う。と言うかホラー映画じゃないです。どちらかって言うと、ヒューマンドラマ。
具体的な内容。エレベータで偶然居合わせた男女たち。地震で突然停まってしまったエレベータ内で繰り広げられる人間ドラマがテーマ。人の命を顧みない者、死に捕らわれ生きる希望を失う者、HIV感染者。出産間近の妊婦。生とは何か。的なテーマ。以下ネタバレ。
つづきはこちら
エレベータが落ちるかもしれない。そんな事態にショックの余り心臓発作を起こしてしまった女性。彼女を助ける為には電話が必要だった。しかし唯一電話を持っている黒人の男性は、自分の仕事の商談のため、電話を貸してくれない。無理やり借りようとすれば、拳銃で脅してくる始末。結局満足に救急電話を出来ず女性は死んでしまう。一方の男性も商談は成立せず、仕事を失った。それだけでなく家族も金も全てを失い、挙句、自殺してしまう。生きたくてもHIVに感染し、死の恐怖に駆られる人生を送る男と、自ら死を選んだ男、そして新たな命を産もうとしている妊婦の女性。三人の生と死を絡めて、エレベータ内での葛藤を描いてます。ただね~。やりたい事は分かるんだけど。出来すぎって言うか、別にエレベータじゃなくてもいいじゃんって思うし、見るからに自殺しそうな男を「どうせ死ねもしないくせに、やれるものならやってみろ、カウントしてやるよっ!」とかけし掛ける事を言うかね~?挙句自殺してさ~「俺のせいだ!」って自分を責めるんだけど。確かにそうだな、君のせいだよ。とか思ってしまったり(笑)だって会社を首になった人間にそんな事言うか~?しかもエレベータに閉じ込められて精神的にも尖ってる時にさ~。色々と設定がおかしいんですよね。テーマ性は分かるけど、それを伝えきるだけの設定が出来てない、そんな感じの映画でした。
まぁ、命は大切にしよう、と。うん。