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☆2.5
珍しい
-----あらすじ-----
道で立ち往生してしまった若い男女、森の中、発見した廃墟で一夜を過ごす事にする。しかしそれは恐怖の出来事の始まりであった。
-----感想-----
まぁ、お決まりの出だしです。ローラスケートの大会(?)の為に現地に向かう男女。そこで、男と女の二人に出会う。車が故障したといい、彼らを乗せるが、道を間違えて行き止まりに。ガソリンは無いし、電波は届かないしで、一晩野宿する羽目に。
大体、ホラー映画の始まりはこんなですよね(笑)。それで知らない村とか街に行くと最後、そこは悪魔の口の中なのだ(笑)。今回もそのパターンで、偶然発見した廃墟を宿にしてしまったのが運の尽き。
しかし今回珍しいことに、えらく強気で、行動力のある女性がいました。てっきり彼女が主人公で最後まで生き残るのかと好感抱いていたのに~・・・・。
以下ネタバレ。というか、大まかなストーリーだけ紹介。
廃墟に入った彼ら、ところが少女に襲い掛かられる。彼女を捕らえて様子を見るも、酷く怯えどうやら様子がおかしい。彼女は虚ろな瞳をして、「レイチェルが殺された」と言うのです。なんとこの廃墟は精神病棟で、この少女は何か実験をされていたらしい。
そして、殺人者がこの周辺にいるのではないかと疑う彼ら。特に何の進展もなくゆるりと物語は進行。殺人者も出てこないし、何も出てこない状態が半ばまで続く(笑)。長い。
そんな折、その少女が廃墟から逃げ出してしまう。それを追いかける仲間たち、そこで彼が見たのは、仲間の一人が目玉を抉り取られている死体だった。
逃げ道もなく、廃墟に立てこもるしかなくなった彼ら。そしてついに殺人者は廃墟までやってくる。防犯カメラに映った見知らぬ男が。彼を捕まえに行く仲間たち。サラという果敢な女性が(というか三編みって珍しいな・・・。しかもどう見ても設定年齢より結構老けてるような・・・)、まぁその果敢な女性がバッドで彼を殴り倒す。
ところが、彼は殺人者でなく、施設から逃げ出した少女、レイチェルを探しにきたという。この少女は多重人格者だったのだ。彼女はいう、「危ない時はパパが守ってくれる」と。
あの~~~~。
映画ね。
もう本当に最後の方なんですよ。最後の最後の最後の方なんですよ^^;;;
何と。パパ登場。
幽霊です(笑)。透けてます。
目玉を抉り取って殺しちゃう殺人者です(^^汗。どういう設定だ)。
この映画は、異常殺人者の話ではなく、幽霊の映画です(笑)。
そんなで、果敢な女性は彼に向かっていきますが、あっけなく目玉取られて死亡。
仲間も、知らない男に拳銃で撃たれたり、同じ仲間に犯人と間違えられて襲撃されたりと、踏んだり蹴ったりな展開で、死んでしまう。
そうして、少女に唯一優しく接していたアリという女性は、その亡霊に殺されずに済みます。彼女が少女の下へと行けば、「私が止めないと」少女は、そう言って、廃墟の屋上(?)から飛び降りてしまう。死んだのかな?ここぞという時になぜ亡霊のパパは助けないんだ・・・。しかしパパは亡霊になったのだから、少女も亡霊になってもおかしくない。それとも元々亡霊だった?!(笑)最後の方で消えるシーンがあったんだけど・・・´~`;
そして。。。
アリは、精神的におかしくなってしまったのでした。
最初に出会った時の少女のように。「みんな殺された」そう呟くのです。゜д゜;;
本当今回は、強い女性がいて密かに応援してたんですが・・・。残念。時代錯誤な髪型はともかく(笑)、この映画で一番好感持ってたんだけどな~。。。あーいう女性がいるホラー映画は見ていていいね。いつものもどかしさが半減する(笑)。必ず叫んで逃げ回るだけの映画が多い中、結構新鮮でいいです^^*。
☆2.3
間違えた
-----あらすじ-----
『ブルー・レクイエム』のニコラ・ブークリエフ監督が手掛けるシチュエーションスリラー。人里離れた森の精神病院では、患者が次々と不審な失踪を遂げるという事件が起きていた。元刑事のシャルル・ボワイエは、事件の真相を探っていくが…。(抜粋)
-----感想-----
借りるの間違えました。タイトルキューブホスピタルじゃなかったのかな~?まぁ意外に楽しかったので良かったかな。
以下ネタバレ。
アルツハイマーで介護施設に入る事になったシャルル。というか、あらすじが精神病院なんだが、介護施設じゃないのかな~?(´-ω-`)
まぁ、それで色々痴呆が始まっているので、すぐに物事を忘れてしまいます。そんな中、患者が次々と同じ原因で死んでいく。不信感を募らせていくシャルル。ところが誰も自分の話は信じてくれず脱出して救いを求めるも、息子すら信じてくれない。連れ戻されたシャルルは、一人で犯罪を暴こうと躍起になる。自らの痴呆との闘い、そして孤独の中、ついに犯人を突き止めます。犯人は、看護士の一人だったのです。名前は敢えて書かない。(忘れたわけじゃない。笑)。看護士の誰かが犯人なのは最初から分かってるんだけどね(笑)。
その夜、自分を殺しにきた看護師を、持っていた銃で撃ってしまう。
次にシャルルが目覚めた時には、自宅にいたのでした。ニュースで事件の真相が語られる。それを満足そうに聞いて、・・・。事件は幕を下ろすのでした。
アルツハイマーをわずらって、何かを忘れていく。それでも長年刑事としてやってきたモノっていうのは生き続けるって感じなのかな。
私的には、昔介護施設に行った時に、老人が、「ここに閉じ込められているんだ、助けてくれ」って必死に言っていたのを思い出しました。痴呆が始まると、案外にそういう被害妄想は強くなるんだろう。結構その類の話は聞くよね。まぁ、老人虐待とかニュースになってたりもするので、実際に虐待にあっていたのかもしれないけど…。(´-ω-`;)
この映画は、そういう妄想と現実との不確かな所が魅力の一つです♪
しかし、痴呆とかは怖いよね。自分の知らぬ間に進行して、自分はその事実に気が付かない。
まぁ、最後まで妄想か現実か、という境が中々楽しい映画なんじゃないでしょうか~(*´∪`*)ノしかし、私が見たかったのは、病棟に閉じ込められた男女が脱出を試みる映画だったんだが。あれのタイトルはなんだったかな~。。(笑)
☆1.5
愚かすぎる情事
-----あらすじ-----
魅力的な人妻と大学生の青年の禁断の恋、さらには嫉妬深い夫とが織りなす三角関係の行方を描いたミステリー・サスペンス。(抜粋)
-----感想-----
何か変な物を借りてしまったな…。もっとサスペンス要素が強いと思いきや。全然です。誰でも書ける、そんなストーリー。製作年、もっと古い映画かと思ったけど、そうでもないみたいだし、なんだかねぇ。
以下、ネタバレ、、、というか、かいつまんでストーリー紹介。(ネタバレ含む)
人妻の行動が意味分からん。酷いです。
事故をきっかけに大学生の青年と出会った人妻の女性は、その青年に誘われるまま一夜を過ごしてしまう。案外年上を落とすのは簡単なのかしら(笑)。若くてハンサム(という設定)な男なら、コロっといってしまうのね。まぁ顔馴染みの青年だったというのもあるかもしれませんが。
そうして、主人に内緒の生活が始まった。しかし人妻は人妻で何か思う所があるらしく、敢えて旦那を試すような事をしてみたり、わざと旦那の同僚に不倫現場を目撃させたり…。やってる事はめちゃくちゃ。それでいて、旦那と別れる気は無い。
じゃぁ旦那を愛してるのか、っていうとそうでもなさそうです(;´д` )。何したいんだ。
この女性は、過去に大切な娘を事故で亡くしてしまったんですね。その影響かね(映画的にはそうしたかったんだろうか?)。無気力感ゆえの、理解不能な行動?夫婦生活が安定しすぎてつまらない?
とにかくよくわからない。純粋に若い青年に惹かれている訳でもなさそうだし、かといって旦那が好きな訳でもなさそうで。
結局、映画の8割くらいは青年との密会シーン。特に大した内容もなし。映画の最後の最後で、ようやく物語が動く。人妻が、青年に言う。
「私は危機感を感じているわ、この瞬間、生きてるって実感してる」そう謎の言葉を呟きます。
彼女はわざと旦那に浮気の証拠となる写真を、(家の発見しやすい場所に置いて)、見せるんですね~。
旦那が嫉妬深いと知っていたのに、そうする彼女は、旦那の愛を確かめるというより、人が壊れる様を見るのが楽しいような・・・。もしくは自分を殺して欲しかったのか?
とにかく、嫉妬に駆られた旦那は(警察官)、拳銃で奥さんを撃ってしまう。
そうして。
映画はおしまいなのです。
まぁ。。。そんな感じで、カメラワークも微妙なら、ストーリーも微妙で、登場人物にさえ大した魅力も感じず。
ぶっちゃけな所、変な物を借りてしまったなぁ~と。
もっとスリルのある楽しい展開を期待していたんですが、呆気なく裏切られました。もう冒頭で普通に裏切られた気分だったしね。パッケージは当てにならない。つくづくそれを実感する映画。
というか。私はもっと別の方向でミステリアスな展開を期待してたんだが・・・(笑)。珍しく読みが外れました(笑)。割と当たるのにな~。くそ・・・。
※2010、8月追記
同名で、有名な古い映画があるみたいです。
この映画は多分それのパクリかな~。ストーリーも何となく似てるので。