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  • 2024-05-14
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リバティーン

  • 2009-03-17
☆1.0
ジョニデ。

-----あらすじ-----
ジョニー・デップが17世紀に実在した英国の放蕩詩人、ロチェスター伯爵に扮したコスチューム劇。素晴らしい才能を有しながらも、挑発的な言動を繰り返し、酒とセックス三昧の奔放な人生の果てに33歳の若さで亡くなった孤独な天才詩人の半生を描く。1660年代、王政復古のイギリス。国王の怒りを買い幽閉されていた第二代ロチェスター伯爵こと詩人のジョン・ウィルモットは3ヵ月ぶりにロンドンへと戻ってくる。ある日、ジョンは訪れた芝居小屋で観客のブーイングを浴びていた若い女優エリザベス・バリーに目を留める…。 (抜粋)

-----感想-----
(笑)。見たのは大分前です。なんせ、ジョニデというだけで借りて、しばらく放置状態だったこの作品。
とても暗い内容なのは知ってましたが・・・・まさか、ここまで下品な作品とは予想外(笑)。
これは事前に覚悟してみた方が宜しいかもしれないです(笑)。
てな訳でストーリ。


ジョニデ扮するロチェスター伯爵は美人で人気高い人物という設定。でも登場したそのシーンから全然好きになれない私。冒頭で、ロチェスターが語りかける部分があるんですが。正直、ウン、、好感を抱けるタイプではないや。
そんなで初めから乗る気がない私には中身に魅力も感じず、少々退屈な時間でした。
才能あふれるロチェスター。彼は売れない若き女優に心ひかれ、熱心に指導。彼女が大成功を収めるのと引き換えのように、ロチェスターの人生に陰りが見え始めます。。
王から、才能を見込んでの頼みごとされます。「フランス大使が来るため、国を代表するような~(うろ覚え)作品を作ってほしい」、その切実な期待にこたえようと・・・したのかどうか。
とりあえず出来上がった作品はこれまた下品で、しょうもない。(実際の西洋の感性ではそうでもないのか??)とにかく性行為をモチーフにした作品で、フランスを馬鹿にするような内容なのでした。大使は途中で退席してしまい。。。
全てを持っていたロチェスターは人生に喜びも見いだすことができずにいたんですね。煌びやかな王宮に潜む惰性を劇に映し出した彼は、王の怒りを買い、ついに追われる身に。。逃げる生活をする彼を支えるのは、手酷く扱った妻と、道端で拾った召使の二人でした。その頃には梅毒に掛り(確か、梅毒って言ってた筈。)皮膚はただれ、満足に歩く事もできず、以前の美しさも欠片も無くなってしまうのですね。
これは痛い。見ていてキツイ。昔は梅毒も多かったようだから、考えると恐ろしい。まぁ、あれだけ考えなしに、セックス三昧じゃ梅毒にもなるわ。。しかもアルコール依存症で、もう色々と末期状態。抜け出したくてもそこから抜け出せない所まで来てしまう。
ついに、ロチェスターの居場所を突き止めた王が、変わり果てた彼を見て、「幽閉などしない。お前にはもう何も期待しないという罰を与える。」そう言うのでした。うーん・・・・。。さみしい一言だ。。多分どんな言葉よりも人を殺す力を持つよね。その王が、元々ロチェスターには手を掛けてくれたりしてて、ロチェスターが裏切ったような感もするから、こう言われても仕方ない。。
最後には議会に顔を出して王のために演説をし、人々の賛成を勝ち取る。そして、人生に幕を下ろしたのでした。うーん。。。

・・・・・梅毒ってすごい病気だったんですね(゚Д゚ ;)。とりあえずこの映画を見て一番の衝撃はそこ。あと下品なこと(笑)。
病気のロチェスターはジョニデの面影もなかったです(^_^;)厳しい。。。


ところで、私はロチェスターが人生に疲弊して、酒に溺れ肉欲まみれな生活をしてるのかな、と思ったんですが、勝手な感想なので全然違ったらごめんなさい。何だか、実際の所は酷く性行為を汚いものとして、捕えていたような、そんな印象を受けたんですが。というのも、彼の書いた絵が、獣と交わっている人間とか、モラルが無いものが多かったので、、、、。それとも、アルコール依存症で、頭も半分妄想の世界にいっちゃってたのだろうか??どっちかな?(^_^;)
そういえば。。梅毒って移る病気ですよね。って事はロチェスターとした人間も梅毒になってておかしくない筈。。考えると怖いな・・・(゚Д゚ ;)!!!この時代の娼婦とか、正気の沙汰では出来ないですね(^_^;)!!!つくづく怖い時代です。
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趣味の問題

  • 2008-09-18
☆3.8
深すぎる愛。

-----あらすじ-----
男同士の恋愛物です(・・・ミステリー?)
放心状態のまま心を閉ざしてしまったニコラ。関係者たちが彼に起こった悲劇を語り始める……。洗練された趣味を持ち美食家として知られる実業家フレデリックはある日、レストランで働く青年ニコラに出会う。彼の感性に惚れ込んだフレデリックは専属の試食係としてニコラを雇う。彼は常にニコラを帯同し、自分の趣味を徹底的に教え込む。やがてそれは食事だけにとどまらず、どんどんエスカレートしていった……。フィリップ・バランの小説を映画化した心理サスペンス。 (抜粋)

-----感想-----
あ。サスペンスでしたか(笑)。私の脳内では普通に恋愛ジャンルに分類されてました(笑)。これ予想外に面白かったです。過去と現在が同時進行して進むのでちょっと初めは理解しにくいんですが、観ていくうちに、どういう風に変わっていったのか、分かってきます。観終わった後に、もう一度初めから観たくなる映画でした。
ところで、この映画、絶対サスペンスじゃなくて恋愛だと思うんだが・・・!
以下ネタバレ。




フレデリックの味見役として破格の報酬で雇われたニコラ。初めはおかしな男だと思いながらも、次第にフレデリックに惹かれていく。ある日、ニコラは研修という名目でフレデリックの別荘へと連れて行かれた。そこでは恋人に電話する事も許されず、断食をさせられる。そして、幾日ぶりかの食事には毒が入っていたのだった。というのも、フレデリックが嫌いな魚とチーズをニコラにも嫌ってもらおうというもくろみだった。激しい腹痛と吐き気に襲われるニコラだが、その真実を知っても彼の味見役を辞めることはしなかった。苦楽を共にし、徐々に距離を縮めていく二人。恋人の咎める声もニコラには届かなくなっていた。恋人(女の人)といる事では感じる事ができない喜びを味わうニコラ、考え方も、趣味も、味覚さえ。全てを共有したいニコラとフレデリックの繋がりはやがて破滅を迎えるのだった。
フレデリックが足の骨を折った事で、心配するニコラに、「お前は歩けるじゃないか!私とは違うんだ!」そう怒鳴りつけるフレデリック。思いつめたニコラはついに自ら足の骨を折ってしまう。それを知ったフレデリックは、「何でも味見役が先じゃないと意味がないんだ」そう言って、ニコラに別れを告げます。やっぱり、自分のせいでニコラが傷つくのを見たくなかったのか、彼の目指す完璧な関係がどんなものかはちょっと判断つきかねますが、私は勝手にそう判断(笑)。泣く泣くニコラを手放すフレデリックに涙。
傷つき、精神が壊れてしまったニコラはしばらく精神病院へと。退院したニコラを出迎えるのはかつて酷い扱いをしてしまった仲間たちだったのでした。早速ニコラの退院を祝って快気祝いをする彼らの元へ一本の電話が入ります。また元通りいい関係を築いていけそうな、そんな時の出来事でした。「会いたい」と告げるフレデリック。ニコラは。。。。
行ってしまうんですね。やっぱり愛の力。。(おい。。)
フレデリックの元へと行くニコラ。彼から復縁を迫られ、拒絶します。だけども。
やっぱり拒絶し切れないニコラ。このままではどこまでも堕ちていくと思ったのか。二人の愛の行く末には破滅しか無かったのね。
酒に酔ったフレデリックのいる風呂場へと現れたニコラの手には刃物が・・・・・。。。
それを見たフレデリックは何故か笑み。ニコラに殺して欲しかったのか、何でも味見役が最初にしないといけないのです。まさに究極の愛(違う・・。)。

まぁ、そんな訳で、ニコラは再び精神的に崩壊してしまったというお話なんですが、二人とも気の毒で仕方ないんだけど、何だか、とても深い愛(?)を二人の間に感じました(笑)。まさに性別を超えた魂同士の触れ合いです。この二人、お互いに縛り、求め続けて、想いが強すぎて破滅しちゃうしか無かったんだと私は思ったんだけど、実は全然違うのかも(笑)。
ところで、恋愛云々を抜かすと、フレデリックは極度の潔癖症だった。そして自己愛の人間だった。つまり自分とそっくりのニコラしか愛せない。=恋愛じゃなくてただのナルシスト?が一人の男を自分好みに仕上げたという見方も出来る(笑)。その行く末が破滅。
どっちにしろ。
ニコラとフレデリックには魂のつながりがあったのは確かだ(*´∀`*)♪ラブラブ♪
中々奥が深くて面白い映画でした。男同士の恋愛もの(?)にしては品が良く、丁寧に作ってあるので、苦手な人でも見れると思いまーす☆

4分間のピアニスト

  • 2008-09-14
☆1.0
ノーコメ。

-----あらすじ-----
本国ドイツで大ヒットした音楽ヒューマン・ドラマ。類いまれなピアノの才能を持ちながら殺人犯として収監されている女囚と、彼女の才能に惚れ込み残り少ない人生を懸ける老教師、そんな2人の女性の魂のぶつかり合いを衝撃的に描く。ピアノ教師として刑務所を訪れたトラウデ・クリューガーは、机を鍵盤代わりに無心で指を動かしている女性に目を留める。彼女の名はジェニー。天才ピアニストとして将来を嘱望されながらも道を踏み外してしまい刑務所暮らしの日々。心を閉ざし、衝動的に暴力を振るう彼女は刑務所内でも札付きの問題児。それでも、ジェニーの才能を見抜いたトラウデは所長を説得して特別レッスンを始めるが…。 (抜粋)

-----感想-----
あれー?DISCASだと1位登録者が21人だって!(今日現在では。)信じられん。(汗)ぶっちゃけ期待するほどのものでは無いです。私はムリだ。全然感動しないし、全然共感もできないし。全然尽くし。
結局自分のエゴの押し付けに見えて、魂のぶつかり合いというよりも・・・。。。
とか思ってしまう。まぁ受け取り方次第ですかね?とりあえず音楽は綺麗です。どうせピアニストをテーマにするなら、もう少し曲に幅を持たせても良かったのでは、と思うが、まぁいいや。
最後の曲とかも、いい曲でした・・・。ただ。。。斬新ではあるが、正規のコンクールであの演奏はどうかね。果たしてスタンディング貰えるかなぁと思うんだけども。。。まぁいいや。色々、、、、「・・・」な部分が多すぎたです。これ、実話?んな訳ないよねぇ。こんな実話があったら、むしろ逆に恐ろしい気がする・・・(汗

ライラの冒険 黄金の羅針盤

  • 2008-09-14
☆2.2
にゃんこの可愛さで評価が甘く。

-----あらすじ-----
フィリップ・プルマンの同名原作を「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのニューライン・シネマが映画化する冒険ファンタジー超大作。本作は全三部作の第一作。われわれの世界と似ているけど多くの点で異なるパラレルワールドの英国オックスフォード。その世界では人々は、それぞれの心が動物の姿で具現化したダイモンと呼ばれる守護精霊と片時も離れず行動を共にしている。粗野で好奇心旺盛な12歳の少女ライラも“パンタライモン”というダイモンと常に一心同体。そんな彼女の周囲で子どもたちが行方不明になる事件が続発、親友ロジャーまでも姿を消してしまう。ライラは、黄金に輝く“真理計”を手に、子どもたちが連れ去られた北の地を目指し危険な旅に出るのだが…。 (抜粋)

-----感想-----
ストーリーはともかく置いておいて。。。幻想的な風景と凄く可愛らしいダイモン(魂が生き物の形をしている)が魅力的(笑)。とにかく、ネコ科が大好きな私には、十分の可愛さだった!
ところで、思ったんだが、このシーン必要なのかな、って思う場面が多い。正直、ヨロイグマの背中に乗って走ってる場面とかも、「ホッキョクグマの背中に乗ってみたい」という作者の願望が覗き見えるようだった(おい!)。いや、多分違うんだろうケドね(笑)。でも私もホッキョクグマ大好きなので、背中に乗ってみたいです(オイ!) あの剥き出しの牙が最高に格好いい(*´∀`*)
と、全然人間の話は出てこない。というか大したストーリー展開がないので、ダイモンの可愛さばかりに目がいってました。
今回はぶっちゃけなネタバレはせず、気になった方は見てください。最近のファンタジー系映画はストーリーよりもCG技術の素晴らしさに救われてる感があるねぇ。
多分、原作は面白いのかもね。映画2時間じゃ詰め込めなかったというやつだろうか。。。(笑)。

アマロ神父の罪

  • 2008-09-09
☆2.0
神父の恋。

-----あらすじ-----
メキシコ・アルダマ地方。ここに将来を嘱望された若きエリート神父アマロが赴任してくる。彼はそこで、ベニト神父の手伝いをしながら、素晴らしい神父になるための様々なことを学んでいくはずだった。しかし、アマロはベニト神父の秘密を知りショックを受ける。ところが、そんな彼も美しく信仰心に篤い16歳の少女アメリアと親しくなるうち、自らの心の中に許されぬ感情が芽生えていることに気づくのだった。やがて2人は一線を越え、肉欲の世界に溺れていく。しかし一方で、アマロは聖職者としての野望も捨てきることができず、決断を迫られるのだった…。 (抜粋)

-----感想-----
うーん。無信教の私には理解しがたい。別にねぇ。肉欲の世界におぼれてもいいのではないだろうか(笑)。その後も結構悲惨な状態になるんだが、これもある種不可抗力な気が・・・。まぁ野望を捨てきれず招いた結果といえるから、酷い神父っていうのも確かなことだけど。他にもっと悲惨な映画が多いので、それほど罪深いとも思えない。まぁ、人としての境界線を踏み外してしまってる部分がありますけどね(笑)。中途半端にせず、罪なら罪でもっと罪深い事をさせるべきじゃないだろうかと思ってしまう。でもキリスト教にとっては姦淫の時点ですでに計れないほど罪深いのかもねぇ~。。
以下ネタバレ。(というか、後半の重要なところだけネタバレ。笑)




少女、アメリアと恋に落ちるアマロ。二人は聖職者と信者という立場を忘れついに肉体関係にまで至ってしまう。そして、アメリアが子供を身ごもってしまった。聖職者を辞めるつもりはないアマロ。子供を降ろすようにアメリアに迫る。モグリの医者に頼み、深夜ひっそりと堕胎手術を行うアメリアだが、手術は失敗してしまった。出血がとまらず、アマロは彼女を車に乗せ、正規の病院へと連れて行こうとする。ところが道中でアメリアは死んでしまうのだった。
翌日(?)、教会の教壇に立つアマロ。アメリアは元恋人の子供を身ごもっていて、堕胎の途中に失敗し死んだ事になっていた。
きっとこれからも何食わぬ顔で司教への道を突き進んでいく事が予想されるアマロ神父。神父の世界は穢れているのでした(違・・・。)


ところで思ったんですが、私って人の顔の区別が付きにくい人みたいです。(^_^;)
神父が他にも一杯出てくるんだけど、ぶっちゃけ誰がどの人か最後までわかりませんでした。なんでだろー?どうしてこんなに人の顔が覚えられないんでしょうか?村人とかも皆同じ顔に見えるんだが(笑)。
識別できたのはアメリアとアマロ神父だけで、あとは全部名前と顔が一致しない。。(^_^;)。なので映画見てても、どの人がどの悪事をしているのか、理解出来なかった(・・・汗)。
これはちょっと、、、困りものですよねぇ。何で人の顔がこんなに判別できないんだろー?

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