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映画 怪物くん(3D)

  • 2011-12-27
☆4.2
実写であるのにアニメ作品のよう。


 [あらすじ]
怪物王になるべく就任式の日、怪物くんがニガニガ草を食べなかった事から国民の猛反対に合う。反対された怪物くんは怒って、人間界へ行くと宣言し怪物ランドを飛び出してしまうのだった。ところが途中で嵐に遭い、辿り着いたのはカレーの王国で、何と伝説の勇者様だと崇められてしまう。そこで姫様を助けて欲しいと頼まれ、怪物くんは・・・。

[感想]※あまり役に立たない感想かな?(笑)
なんとね。映画館で見てきました(笑)。3D。日ごろ映画館では基本的に、むしろ絶対といってもいいくらい見ない私ですが、ふふ(笑)。3Dは映画館でしか見れないし、大野君出てるからね、見なきゃね、いけないよね、これは(笑)。
3D映画初めてなんだけど、飛び出し度はちょっと比較できず分からないです。ただ冒頭の煙のシーンが凄くて綺麗だった。他にも映像が凄い綺麗だったね~。インドより、怪物ランドの幻想的な風景がCGなのに凄い綺麗で驚いたよ~行って見たくなる。ほんっとファンタジー。
あと番宣で「目に優しい3D」って言ってたけど、ほんとそんな感じ。私ね、グラフィックの綺麗なゲームとか酔うし、軽い斜視もあるから、正直大丈夫かなーと思ったんだけど、全然平気だった。見終わった後に目の疲れとか頭痛も無かったし、時間も2時間もなくて90分くらい?ちょい越えくらい?なので非常に手軽で見やすい映画かな。
ちなみにストーリーは結構簡単な仕上がりで、シーンシーンが細切れな印象は否定できないかなー。ただそこまでシリアスチックな映画でもないし、子ども向けを売りにしてるのなら普通のレベル。一つの事をうだうだやらずにささっと次に進む感じで飽きはこないかも。というより基本洋画しか見ないし、しかもホラーばかり見てるので他とあまり比較出来ないけど、細切れといっても物語の流れはちゃんとあるし気になる程でもない。
あとね。全編通してコメディ要素満載です(*^ー°)b コメディ映画を見に行くと思えば分かりやすい。何かね、色々突っ込みどころあっても、それはコメディだから(笑)。突っ込む所じゃないから(笑)。まぁ敢えて突っ込みながら見る楽しみもあるよね(笑)。

子ども向け映画って感じはするけども、実際コメディ映画は大人だって見る訳で、怪物くんも凄い面白い映画でした(*´∀`*)。ほんと大人も楽しめる映画だったと思う。私が大野君ファンっていうのがでかいかもしれないけど(笑)、ぶっちゃけほとんど笑ってた(笑)。一応シリアスなシーンもあるんだけど、なんだろ、大野君がいちいち可愛くて笑ってしまう(笑)。それで格好よかったりで、ずっとニタニタ映画だったかなぁ(*´∀`)。
そう。だから大野君ファンは見て120%、むしろ200%くらいの満足度を得るかな(笑)。なので大野君ファンは絶対見に行くべし。3Dは映画館でしか見れないしね!大音響モンスターも、映画館の特権。まぁ個人的には他の映画館の3Dと比較とかもしたかったんだけど、中々いけそうにない(笑)。
あまり参考にならない感想だけども、面白かったのでオススメです(*´∀`*)ノ。

そう、あとね。実写映画なのにアニメみてるような感覚の映画でした(笑)。不思議だねぇ~☆ほんとそんな感じなの。監督か何かのインタビューで敢えてCGはちょそさを残した、みたいな事を書いてあったんだけど、うん、それが映画館で見ると逆にいいかも。CMで見るとさ、え?このクオリティ?とかやっぱり思うじゃない?これだけCG技術の発達してる現在だとさ、どうしても気に掛かるわけ。でもそれが生きるくらい、むしろアニメチックな映画に合ってると思う。ほんとにアニメをそのまま作り上げたって感じ。そんなでちょっと不思議な感じを覚えた映画でした(笑)。



以下ネタバレ。(書く必要ないかな?)
全編通してコメディなので敢えて笑いどころなどすっ飛ばします。



さらっと端折って。
辿りついたお城の王、ビシャールに姫さんを助けて欲しいと頼まれた怪物くん。褒美に伝説のカレーを食べさせてくれると聞き、颯爽と助けに飛び出す。姫を難なく救いだすもどうも様子がおかしい。なんとビシャールは怪物ランドの住人だったのだ。怪物ランドでは下層級の彼は人間世界で王になろうとたくらんでいたのである。そうとは知らず褒美のカレーに喜ぶ怪物くん、カレーを食べようとした所、落とし穴(?)に落とされ牢屋に閉じ込められてしまう。
魔王石を奪われ、怪物くんは念力も使えなくなってしまう。牢屋からも出れず途方にくれていると、姫を取り戻しにきた姫の仲間たち(名前忘れた;)の混乱に乗じ何とか脱出する。そこで姫と仲間たちのアジトへと一緒に向かうが、アジトは火を放たれ、仲間たちは一人もいなかった。
(あれ?映画見たのだいぶ前なので記憶があやふや。もしかして違ったらごめん)
ビシャールに先周りされており、再び姫を取り戻されてしまう。念力もなきゃ助けることもできない。怪物ランドへ帰ると告げる怪物くんに対し、ドラキュラらは説教し怪物くんを置いて助けに向かうのだった。
本当の我侭とは何かを考え始める怪物くん。
一方助けに行ったお供三人は呆気なくつかまってしまい、役に立たない。処刑されそうな所に怪物くんが現れ、協力して姫を助けに向かう。
そして姫はビシャールに洗脳された国民を目覚めさせるために、自ら命を絶とうと決意していた。そして演説の最中、ベランダから飛び降りてしまう。
んー(笑)。まぁほら。最初に書いたように突っ込みどころは色々あるからね(笑)。
姫がビシャールから贈られた魔王石を「こんな物」と言って捨ててしまうんだけど、それが丁度いい所に引っ掛かって、弟が得意のブーメランで怪物くんの所まで持ってきてくれる。そのお陰で念力が使えるようになり、姫を無事に救出。
大喜びの国民たち。カレー王国は無事に救われたかのように思えるが・・・。
ビシャールは何してるかというと、悪魔王のデモキンの下へ。なんと全てのからくりはデモキンの指示であった(笑)。デモキンは好きな女性を生き返らせたかったんだよね。その為に人間の欲望を集めて色々やってたんだけど、もう十分集まって、ビシャールが用済みになっちゃったの(笑)。「勝手にしろ」みたいな事を言って、それに怒ったビシャールが攻撃するも、呆気なく吹っ飛ばされてしまう。そして運よく(?)欲望を集めるエネルギー体みたいな所にビシャールが当たってしまうのです。あらら。
巨大な力を得たビシャール。周りのそこら中の岩を集め、巨大な岩男に。「俺は王になる」そう呟いて王宮へと向かっていきます。
というか、この岩男がむっちゃ可愛い(笑)。何かマスコットみたい。多分ぬいぐるみでたら売れるよ、ぽっかり口と目が空いてるだけで、凄いコミカルで可愛かった(笑)。可愛いといえば、映画中に出てくるドラゴンも可愛いのね~大きいぬいぐるみが何故売ってないのか疑問なんだけど、ちょっとぶさ可愛いってやつ。

まぁ、それでだ。岩男、倒してもすぐ再生しちゃうし、中々倒せないの。そこで怪物くん、やられちゃって、ダウンしちゃうんだよね~。危機一髪の所でデモキンが来て、一緒に戦う事に。
おつむから大噴火して(笑)、岩男を撃破。そして留めをささずに怪物くんが放った一言は・・・。

「帰るぞ」
でした(*>ω<*)。可愛いな~。惚れてまう(*>ω<*)。もう惚れてますが(笑)。


まぁそんなですったもんだして、おとなしくなってしまった岩男。
多分大して咎められずに、怪物ランドで働くのかなぁ?(*´∀`*)
最初はいがみ合ってた姫に、チューされ満更でも無さそうな怪物くん。ドラゴンに乗って怪物ランドに帰っていくのでした(*´Д`*)!何だかいい話だなぁ~

ね。エンディング。
ちょっとねー、私は大野君ファンだからね(笑)。
初日舞台挨拶の様子とかテレビで見てたし、色々感慨深い。みんなで作り上げた映画なんだなーというのをしみじみと感じた(笑)。まぁ何でもそうなんだろうけど、バックグラウンドを考えると色々と思うよね。
そういえばモンスターもそうだけど、ユカイツーカイも映画館で聞くとちょっと違う感じに聞こえる(笑)。ユカイツーカイが特に透き通って聞こえたです(笑)。こんなに響く曲だっけ、って思った(笑)。


んでね。最後に人間界のウタコとヒロシに会いに来るんだよね。それで終わり(*゚∀゚*)。凄い楽しかったよ~☆そこまでシリアスでもないし、怖い展開になる訳でもないから安心して見れる!
私、ちょっと映画館苦手なんだけど、ん、あまりサスペンスとか迫力のある映像だと心臓がドキドキしちゃって駄目なんだよね(笑)。まぁそれで苦手意識があるんだけど、この映画は実写だけどそういうのが無いから、落ち着いて見れるよね(*´∀`*)。それだけでも気軽に見れる映画かなーと思う。
ま、楽しかったです(笑)。
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ダウト ~あるカトリック学校で~

  • 2011-07-18

☆2.2
ぇ・・・

-----あらすじ-----
“疑い”という人間の心に巣食う闇を大胆に浮き彫りにしたヒューマンサスペンス。N.Y.にあるカトリック学校内で、神父と黒人生徒との“不適切な関係”に疑惑を抱いたシスター・アロイシスは、神父を執拗に追い詰めていく。(抜粋)

-----感想-----
酷い疑い気質(笑)。こんな人身近にいたら最悪だわ~ヾ(・ω・`;)ノ。。
以下簡単にネタバレ(笑)。とにかく疑りしかなくて、それに基づいて追い詰めるシスターしかいないです。それだけの映画。


厳格なシスターは、古い気質を大事にし、新しいモノをは受け入れない女性。対する神父は教会に新しい風を求めていて改革をしたいタイプの人。
相容れない二人ですが、新任のシスターが神父と生徒の怪しい一面を発見した事から事件が始まる。
いあ。その前から厳格なシスターは疑いを抱いていて、というか病的なまでの疑い気質。そして疑うだけでなく勝手に確信してしまってる困った人。
確証もないのに、一方的に追い詰めていくシスターはあらゆる手を使って神父を追い払おうとします(笑)。なんなんだ・・・(-∀-`; )?最後にはうそを付いてまで神父を追い出してしまう(笑)。いあ、もう酷すぎ・・・。
「罪悪感が追いかけてくる」という神父の演説のとおり(?)、事がすべて終わった後に彼女らに残るのは空しさと、罪悪感だったのでした。Σ(´し _`;) そういう感じ・・・。
「疑う気持ちが溢れる」と言って泣き崩れるシスター・・・。(´д`)。そして映画は終わり。何も得るモノもなく。人望厚い一人の神父を追っ払っただけ(笑)。

一貫してシスターが悪人で怖い(笑)。確かにサスペンスだわ。
疑心もほどほどにしましょう(笑´w`)。人を信じる強さを身につけないとね(笑)

アバター

  • 2011-07-17
☆4.0
映像綺麗

-----あらすじ-----
アカデミー賞撮影賞受賞!世界興収歴代1位!「タイタニック」が約1年半かけて達成した記録を、公開後たった39日間で突破!人類が挑む“AVATAR”の全貌とは?すべての〈希望〉はひとりの若者に託される!22世紀、人類は地球から遠く離れた衛星パンドラで〈アバター・プロジェクト〉に着手していた…。 (抜粋)

-----感想-----
3Dで話題だった映画を2Dで見るという・・・(笑)。しかも事前知識として、3Dなだけで内容は普通とか聞いていたので、あまり期待はしてなかったんだけど、結構面白かったです。ファンタジーとして完成してるし、何より随所にある不思議生物がかわいかったわ(笑)。この映画、アバターの格好(先住民ネヴィ?の姿)をかわいいと思えるかどうかに掛かってる気がする。私は最初キモいとか思ってたけど、見てたら純粋に可愛く思えてきた(笑)。
以下簡単にネタバレ。


人類は衛星パンドラで、高価な鉱石を発見する。それを手に入れるため、その星の先住民、というと聞こえがいいが、人類から見れば「エイリアン」と交渉を続けてきたが、一向に進まない。
そこで、人類はアバターという媒体を開発し(先住民ネヴィ?と同じ姿の入れ物)、彼らと交渉を試みる。
本作主人公は、現実世界では足が不自由な海兵だが、アバターに精神を移せば自由に飛び回れるようになる。最初は無気力で投槍な感じの主人公ですが、ネヴィと触れ合う内に、美しい星の姿を知り、次第に生きる自由を知っていく。まぁ平たく言えば、こっちの世界に嵌っちゃったんだね('v' )。
しかもネヴィの女性と恋に落ち、部族の一員として認められ、さらにこの星の中枢でもある「魂の森?(エイラ?)」とかいう精神体にも選ばれて、駒の一部として働く兵士よりもこっちのが魅力的だろうな~(笑)。
でも物語最後まで見ても、エイラ?に選ばれたからって意味があったのかなぁ?!エイラは意思を持つ木(?)みたいなんだけど、だからって主人公に力を貸してくれるとかでもないっぽい。生命を司ったりしてエネルギー(命の源的な)を人に与えたり、色々できるっぽいけどね。ここという場面で主人公が何かに目覚めて超人的なパワーを発揮するとかそういう事は無かったです(笑)。

ま、それで。人類はエイラとか森の美しさとか、意思を持つ森とかそういうのには興味なくて、鉱山が欲しいだけなの。なのに立ち退かないネヴィに痺れを切らして攻撃。ネヴィは基本、弓とかしか使わない原始人みたいな感じ。空飛ぶ変な生き物乗ったり、そういう感じで、人類は銃とか持ってるので、その貴重な森の一部が破壊されてしまう。
主人公はというと、度々本体である体とアバターの接続をきられて、ネヴィの体と人間の体を行ったりきたり(笑)。部族の中では結構信用のある地位を獲得するんですが、こう度々接続切られちゃ、本体攻撃したら終わりな訳で逆に不安を覚えてしまうけどなぁ(-∀-`; )。まぁ、そういうのはスルーで。

破壊されて、更には裏切り者みたいになってしまった主人公。信頼を取り戻す為、彼らの中で神のように崇められている空飛ぶ動物をお供にする。(笑)。うーん・・・(´д`)。映画の尺の問題かな。ただ飛んでる所を上から乗っかっただけなんだが、本当に伝説なのぉ~?(-∀-`; )。
ま、まんまとそれを捕獲して、彼らの元へ。そして人類と戦う宣言をするのでした。

ぞくぞくと集まってくるネヴィたち。人類も負けてない。大佐が凄い人。人類が主人公の映画だったら、安心感ある大佐。ここまでいくと立派だし格好いい。まぁ、どっちが悪いとかそういう感じの映画でもないよね。確かに人類は侵略者だけど、どっちも犠牲が多くて気の毒だな~(^_^;)。ネヴィの方もいい人ばかりで、なのに主人公の周りのネヴィは結構死んでしまうので残念です。人類側の味方も死んじゃうので、完全なるハッピーエンドかというとそうでもないから、ちょっと寂しいかな~。
しかし、宇宙まで飛び立てる人類のあの部隊の玩具加減はなんだ(笑)。
それこそ、もっと高性能な武器もあるだろうし、もっといいのがあるだろ、とか突っ込みたくなる(笑)。色々ちょそい軍隊です。終盤の戦いの場面ではまるで玩具みたいに簡単。だって敵は大した武器もないんだよ。どうしてあんなに簡単に陥落しちゃったのかねぇ~。
まぁ、一応ここではエイラ?が応えて(エイラは誰の味方でもなく、自然秩序のためにだけ動く意思体)、動物たちが人類に襲い掛かる。うーん。この森は動物が3種類くらいしかいないっぽい(笑´w`)。どうせなら途中に出てくるきのことか、色々植物多いんだからそっちも動かせば良かったのにね(笑)。とりあえず自然がネヴィの味方をし(というより、相当攻撃されてたので星全体の味方をしてって感じ)、人類に勝つ。

最後には大佐と対決して、主人公とその彼女は勝利を勝ち取るのでした。
主人公はネヴィとして生きる事を決め、エイラに人間の体からネヴィの体に精神を(?)移してもらう。めでたくネヴィとして生まれ変わるのでした(*^ー°)b


2時間半近くあるんだけど、結構楽しかったかな♪ とにかく映像綺麗。ただネヴィの顔がどれも同じで主人公とほかのネヴィの区別が付かなかったです(笑)。だめだね(笑)。

ゴッドandモンスター

  • 2011-02-25
☆3.3
好みが激しく分かれる。

-----あらすじ-----
「フランケンシュタイン」と「フランケンシュタインの花嫁」で名を馳せながら、謎の死を遂げたジェームズ・ホエール監督に焦点を当てた、繊細かつも重厚なる人間ドラマ。過去の栄光にすがることなく余生を過ごす老人の前に現れた庭師の逞しき青年。ゲイである老人は彼に惹かれながらも、自らの人生の終止符を打つために彼を利用する。(抜粋)

-----感想-----
確かこの映画はブログに投稿してないよね?見たのがかなり前なので投稿したかうろ覚え(笑)。
男同士の描写はありませんが、なんせゲイである老人をメインにした映画なので、当然そういう心理的描写はあるし、妖しい気配もあるので、男性は注意。
どうやら実在の監督さんをモデルにした映画みたいですね(^_^;)。調べたら同性愛者である事は公言していたみたい。ちょっと名誉毀損にならないのかしら、とか思ったけどそうでもないのかな。
以下ネタバレ。


庭師の男がとにかくいい男(笑)。美青年という部類でなく、まぁ、なんだろうな、無骨な感じで荒がある好青年って感じだろうか。磨いたらいい男になりそうな、そういう感じの荒々しい青年です(笑)。いあ、・・・これが中々・・・。(笑)。

さてさて。中身の話。
隠居生活していた老人の前に現れた庭師の男。彼に惹かれた(?)老人は、庭師に絵のモデルをやらないかと誘いかける。金額の高さから了解する男だが、・・・って感じにストーリーは展開。
監督としての老人に次第に興味を覚えていく庭師だが、何かがおかしいと思い始める。執拗にヌードモデルを頼んだりと、彼がゲイではないかと思い至る。(庭師の男の人はゲイではない)。それでも、人間としての興味を抱きモデルを続ける事に。
昔話を延々としたり、いきなり怒り出したり、老人の挙動に戸惑いながら親交を続ける庭師だったが、ある晩事件が起こった。
激しい雨の降りしきる中で、偶然にも女中は留守であった。
着替えを借りた庭師の彼に、戦争の話をし始める。悲惨な過去を語る老人が、戦争の記憶がどこまでいっても追って来ると言う。そしてその記憶に押しつぶされて何も集中できず、スケッチの才能も無くなったと言い、落書き同然のスケッチブックを彼に見せ付けたのだった。
そこにあったのは、数々の栄光を手にした男ではなく、老いて落ちぶれていく一人の男の姿だった。
それに同情したのか庭師の彼は一つの決意をする。

老人がずっと書きたがっていたヌードモデルの事だった。おもむろに服を脱ぎ始める庭師の男。
というか(笑)、多分、このワンシーンの為にこの人を起用したんだろうね、絶対。そのくらいここの演出が凄い凝ってて、ここの為に映画を撮ったんじゃないかってくらい、色っぽかったです(笑)。おい(笑)。いあいあ、ほんと、筋肉凄い(笑)。やっぱり外人俳優のあの服を下から脱ぐ動作のやばさったら無いです(*´艸`)!! 猛烈様になる(笑)。
まぁ、とりあえずそこまではいいんだけど。そこからの奇行が凄い(笑)。
老人にとっての彼の体はもう理想なんだよね。しかしだ。彼を見て、何かが足りないとか言い始める。「?」マークの庭師をよそに、いそいそと持ってきたのは、戦時中に使った(?)ガスマスクだった。それを被ってくれという老人、嫌がりながらも従う事に。
まぁ、・・・、前が良く見えず、息も上手く出来ない?状態で、ちょっと老人に襲われまして(笑)、ちょっと展開的にウケる展開なんですが、映画の場面としては至って深刻で真面目なシーンな訳です。
補足をすると、おそらく庭師の彼は老人を凄い信頼してたと思うので、まさか襲われるとは露ほども思わず力では悠々に敵う筈なのに、うっかり抵抗が中々出来なかったんだろう。うん。
勿論、すぐに抵抗して、老人を殴り倒してしまう。「一体何が狙いなんだ!」と罵る庭師に、老人が懇願するのだった。
「殺して欲しい」と。

まぁ、あれなんだろうね。年老いていく事への絶望感とか、そういう感じかな。
老人は、映画の冒頭の所で発作を起こして倒れてるし(脳卒中だっけな?)、それで昔の記憶が度々よみがえったり、幻みたりしてるのね。そこに加えて戦争の記憶まで何度も蘇る。監督としても、次第に世間から相手にされなくなってきて、何もかもが去っていく。
そして、自分が自分でなくなっていく、その前に殺して欲しい、それが目的だったんですね。

それで、庭師の男は勿論そんな事できないんだよね。信頼してたのに裏切られて、憎んだのに、でも殺せない。弱り果てた老人をベッドに寝かせ、その場を後にするのでした。

そして、翌日。
帰ってきた女中が慌しく老人を起こしに行く。返事もなく、庭師がふと庭のプールを見れば・・・。

自殺していたのでした。
「すばらしい人生だった」そう遺書を残して。


何というか・・・結構真剣な映画です。色々無様なシーンがあるんだけど、でもやっぱり真剣な映画なんだと思う。いや、映画自体、最初から最後まで真面目な映画でコメディな訳じゃないです。別にゲイな部分を強調する必要も無かったんじゃないかってくらい。でもやっぱり監督がゲイな人だったから、それはその人の個性としての一部分で、やっぱりそれがあるからこそ、この老人という人物像が出来上がるのかもしれないね。
まぁ、そんなで結構悲壮感漂う、物悲しい映画なので、ゲイが出てくる事に拒否感が無ければ割りと楽しめるかもしれないです。
個人的にはやっぱり庭師に男の人が・・・(笑)。
うん。腕の筋肉とか、結構好きです(●´艸`)!うわぁ・・・引かないで。(笑)

プレステージ

  • 2011-01-11
☆3.2
二人の駆け引き

-----あらすじ-----
19世紀末のロンドンを舞台に、互いに激しいライバル心を募らせる2人の天才マジシャンの壮絶な確執とその顛末を幻想的かつトリッキーに描いたミステリー・サスペンス。2人の天才マジシャン、ロバート・アンジャーとアルフレッド・ボーデンは、互いを尊敬しながらイリュージョンの腕を競い合っていた。しかしそんなある日、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落とす。彼女の縄を縛ったのがボーデンだったことから、アンジャーはボーデンへの復讐を誓う。やがて、驚異的な“瞬間移動”のイリュージョンでロンドン中を熱狂させたボーデンに対し、アンジャーはその秘密を盗み出そうと助手のオリヴィアをボーデンのもとへ差し向けるのだが。(抜粋)

-----感想-----
久しぶりに見た映画のせいか、甘い評価かも。評判はあまりよくない気がしたので、どうかなと思ったけど、個人的には結構いけました(*´∪`*)ノ
以下ネタバレ。顛末を書くと見る気が失せる可能性大なので、見る予定の人は注意。



あらすじの抜粋元で、登場人物の名前がちゃんと書いてあるのはいいね!名前を忘れちゃう私にはとても助かる(笑)。
場面は裁判のシーンから始まります。
偉大なるダントンの名で知られるマジシャン、アンジャーが脱出マジックで死亡し、その容疑者としてボーデンが被告席にいます。一体何が起こったのか、そういう流れで回想シーンがスタート。

ボーデンとアンジャー。二人は若い頃から競い合って技術を高めていったんだけど、あらすじにあるようにアンジャーの奥さんが脱出マジックの時に失敗して死んじゃうんだよね。マジック披露の前に、二重結びの方がいい、いや、一重じゃないと危険だ、と言い争っていた訳だけど、その危険な方の二重結びをしてしまったのではないか、アンジャーはそう考えます。しかし結んだ当の本人であるボーデンは、「すまない、覚えていない」の一点張り。ボーデンに憎しみを抱き復讐を誓うアンジャー。
ボーデンがマジックを披露している舞台に観客を装って現れ、危険な銃弾掴みを披露する際に、わざと失敗さえてしまう。ボーデンはそれにより指を失ってしまう。
それに怒りを覚えたボーデン。
今度は、アンジャーの大事な大舞台で、はとを消すイリュージョンを魅せる際に、観客を装い鳩を殺してしまう。アンジャーはスポンサーから見放され、マジシャンとしてどこからも雇われない状況まで追い込まれてしまう。
益々憎しみを覚えていくアンジャー。まるで何かに取り付かれた様に、ボーデンを敵対視していきます。

この映画。何が見にくいって、場面が全体的にあっちこっちしちゃうんだよね。二人を焦点に当ててるせいか、どっちがどっちか分かりにくいし、過去の話が前後したりして少し混乱する。

まぁ、次第にミステリーじみて、話もマジックから少し外れて非現実的になっていくんですな。
ボーデンの新作のマジックは「人間瞬間移動」。扉に入って次の瞬間別の扉からボーデンが現れる。それを見たアンジャーは敗北感を味わい、何としてもそのマジックの種を知りたがります。そして助手で恋人でもあったオリビアをボーデンの元へ送り込む事に。
アンジャーの思惑通り、オリビアはボーデンの日誌を盗みアンジャーに手渡す。そこに種があるのではないかと暗号で書かれた日誌を読み解く旅に出ます。しかし、それは全てボーデンのたくらみで、そこに記された「ステラ」という名はただの餌に過ぎず、日誌の最後には「オリビアがお前を殺し、愛を証明してくれるだろう」と記され、まんまと彼に嵌められただけだった。
怒り狂い科学者であるステラの元へと向かうアンジャー。彼はそこで信じがたい『技術』に直面するのでした(笑)。
まぁ。ちょっといきなりぶっとんだ展開で、科学者のステラが人間をコピーする技術を生み出してたんだよね!アンジャーはそれをマジックに使い、何としてもボーデンを見返したいと考える。
そして、帰ってきたアンジャーは、「新、人間瞬間移動」と題しその技術を使ってマジックを披露し満員の大喝采を浴びる。舞台に行ったボーデンは、どうしても仕組みが分からない。アンジャーの種を突き止めようと、舞台裏へと行った時だった。


水を張られた脱出マジック用の水槽にもがき苦しむアンジャーの姿が。

(※アンジャーの披露したマジックの補足
アンジャーが光を浴びるとそこから消え、別の場所に現れるというマジック。実際は光を浴びた瞬間に床下に落ちて(消えたように見える)、コピーされたもう一人が別の場所に現れるという未知の科学技術による。)

扉には南京錠が付けられ、ボーデンの努力も虚しく助ける事は出来ず、目の前で死んでいく。やってきたアンジャーの仲間が、事態を見てボーデンが意図的にその場所に水槽を置いて殺したというのでした。
「手を汚さないとマジックは出来ない」という事で(笑)、アンジャーは自分の分身を片っ端から殺してマジックに見せかけて披露してたんだよね。マジックに取り付かれた男(^_^;)、ある意味気の毒。
マジックに、っていうか・・・、ボーデンにただ勝ちたい一心かも?(笑)

まぁ。そして裁判は、ボーデンの有罪が確定し、死刑が言い渡されるのでした。
ボーデンには最愛の娘がいるんだけど、彼女が孤児にならないように、そう願ってマジックの種を明かす覚悟までする。
そして、娘を引き取ってくれた何とか卿がボーデンの元へ面会にやってくるのですが。。。
何と。
死んだ筈の。
アンジャーなんですね(笑)。
そこでようやく事実を知るボーデン。最愛の娘を、卑劣な男!に取られ怒るボーデン。
ボーデンは「種を明かすから娘を返せ」そう言って種明かしを書いた紙を渡すが、アンジャーは興味が失せたように紙を破り捨ててしまう。
他にもう手立てがないボーデン。娘に「必ず迎いに行く」そう誓います。

そう。映画の中では、大事な種明かしがまだ終わってない。
ボーデンの瞬間移動の謎。消えたボーデンが次の瞬間別の扉から現れる。
どちらの指も欠けており、どう見ても同一人物であるというマジックの種です。


迎える処刑の日。
(何か起こるかと期待する私を裏切って!)ボーデンは絞首刑される。
一方、その日。
アンジャーの元に、一人の男がやってくる。何とか卿として、マジックから足を洗う事にしたアンジャーがマジックに使用した魔法の箱を処分しようとしていた時、何者かに銃弾を撃ち込まれる。そこにいたのは、ボーデンだった。
何と、ボーデン。双子だったのです(笑)。ボーデンの助手のファロンという男とボーデンを二人で毎日摩り替わりやっていたみたい。人間瞬間移動の謎もただ摩り替わっていただけなんですね。
驚愕するアンジャーに種明かしするボーデン。妻が死んだ時に、二重だったか一重だったか分からなかったというのはある意味真実なのでした。
そうして娘を迎いに行く。

舞台では成功を収めたアンジャーだけど、人として落ちる所まで落ちちゃったって感じかな。
一応ボーデン視点で見ればハッピーエンド。というかボーデンが主人公的役割だと思うので映画はハッピーエンドです(笑)。

最後のシーンでは、ボーデンが娘を迎いに行くシーンとアンジャーを殺したシーンが一緒なんだけど、魔法使いとかじゃないので、多分時間軸がずれてるだけ。もう一人のボーデンは処刑されて死んだと思います。

ネタバレすると映画自体はこういう感じで、まぁ無難な感じだけど、実際見ると台詞回しとか、お互いに日誌を手に入れてて、やり合う流れとか、色々楽しいシーンも多いです(*´∪`*)ノ展開自体はゆっくりした感じだし、いきなり非現実的な技術が登場したりで、ちょっと拍子抜けするかもしれないけど、個人的には面白かったかな~☆
マジックとか、男同士の復讐劇に興味がある人は十分楽しめると思います(^ u ^*)
おおっと。うっかり、憎愛劇とか書きそうになったわ(>艸<*)!

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