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☆2.3
暗い
-----あらすじ-----
貧しい生い立ちのチャールズは入学したオックスフォード大学で貴族の息子セバスチャンと出会う。彼と親しくなり事ある毎に誘われるように。そして出会った彼の妹ジュリア。厳格な信仰の元、抗いながら生きる二人の兄妹、彼らを救いたいと思うチャールズだったが…。(公式より一部抜粋)
-----感想-----
いつも利用してるサイトにあらすじが無かった!! ので、DVDオフィシャルサイトから抜粋してきました。実は見たのが相当前で、しかも、途中で停止状態のまま、今日です。なのでかなり内容を忘れつつも、紹介。
途中で中断してしまうくらいには退屈で、身勝手なお話。(個人的にはそう感じました)
以下ネタバレ。
(男性同士の恋愛的要素あり。要注意)
貧しいチャールズと裕福なセバスチャン。どういう風の吹き回しか、セバスチャンが彼に興味を持った事から悲劇は始まる。元々同性愛的な気があるセバスチャンはチャールズにどうやら惚れてるようで、何かとお屋敷に招待したり、親交を厚く求めます。それに満更でもないチャールズ。
しかし二人の友情も長くは続きません。彼と妹を取り巻く、厳格な信仰。母に厳しく仕付けられたプチトラウマかな。二人はそこから抜け出せずにいます。チャールズはそんな複雑な事情を知るにつれ、彼らを助けたいと思うように。
同時に、妹のジュリアに惹かれていくのでした。
うーん。セバスチャンとなぁなぁにしておいて、その場の勢いでジュリアにキスしてしまうのはどうか。また運悪くセバスチャンが目撃してしまうのですが、余りに憐れ。しかもその後、セバスチャンは益々酒に溺れてしまう。結局、信じていた者に裏切られた格好になり、セバスチャンは、自暴自棄に。
一方ジュリアは、厳格な宗教の教えがあるので、チャールズの気持ちにはこたえられず。嫌々別の男と結婚してしまいます。
何と言うか。この兄妹がどうこうというよりも、主人公の、チャールズの優柔不断な所がもやもやする(笑)。見ていて何をしたいのか分からない。そもそも何が目的なのかも分からない(笑)。二人の兄妹を助けたいと思ってるのかも分からない(笑)。どうしてか、チャールズが凄く身勝手な人に映ります。映画中では一応親切な優しい人という設定みたいですが、煮え切らないな~。
結局、バラバラになってしまい、チャールズもその後は付き合いがなくなってしまう。数年後、画家として成功していたチャールズの下へ再び彼らから招待が届きます(理由は忘れちゃった。なんだっけな)。
セバスチャンはどうやら、家を飛び出たようで、ジュリアは未だに信仰に縛られたまま。結局しがらみからは抜け出せないのだろうね。最後には、二人で逃避行しようと家を出ますが、病気の父が慌しく屋敷へと戻っていくのを見て、振り出しに戻ってしまう。(父は離婚して別居中だった)。
死に逝く父親は神を信じていない。チャールズは神も信じていない彼に、神父を呼ぶのは良くないとジュリアに言うも、信仰に厚い彼らは聞く耳を持たない。最後に、「神を遠ざけた自分をざんげしなさい」みたいな事を言われ、息も絶え絶えの父親が下した決断は、娘ジュリアの為に信仰を示したのでした。
ジュリアがね、「私の罪を許して父に印を切らせてください」みたいな事を祈ってるのね。それを(おそらく)聞いた父親が娘のために、したんだろうな。それを見たチャールズは、信仰からは逃れられない現実を実感するのでした。
彼女は、宗教からの自由は得られなかったんだね。
最後は、屋敷から家人がいなくなるというシーンで終わってました。結局何も出来ず、何も変化せず。って所かな。チャールズが一つの貴族の終わりを見つめる映画、、、って感じかしら。
そんなで、恋愛要素は少なく、せつなさもなく、身勝手さがあり、信仰というしがらみに縛られた兄妹の苦悩の末路、という映画です。あまりBL的要素も期待せず、割と平均的に暗いし展開遅いので、覚悟が必要な映画かもしれないです(;´д` )。
☆3.8
こ、れ、は(笑)
-----あらすじ-----
トムクルーズ主演。トムクルーズ扮するデヴィットは、ジュリーという美しい彼女がいた。ところが女たらしのデヴィットは、ある日パーティーで見かけた女性に一目ぼれをする。富もあり、顔も良いデヴィット。何もかも恵まれた彼の人生は、ある日を境に一変した。なんと、嫉妬に狂ったジュリーが、デヴィットを乗せた車ごと橋から落ちてしまったからだ。そこから始まる悪夢のような恐怖、次第にデヴィット自身さえ何が真実か分からなくなっていく。
-----感想-----
友達に映画の内容を聞いた時に、記憶が曖昧だった為、「サスペンス」と聞いてました(笑)。そんなでサスペンスか~と思いつつ、ハラハラシーンを期待してみてたんですが、全然ほのぼの映画でした(・∀・)ノなので、格好いいトムクルーズは堪能できるし、見終わった後は、元気になれる映画なので、良いです☆
内容はちょっと、オチを言ってしまうと、「えぇ~・・・。それあり?」みたいな感じかな。まぁ、とにかくトムクルーズ格好いいので、若干評価甘め(●´艸`)。
以下ネタバレ。
デヴィットは若い頃に父親が営む広告会社を相続しているため、お金に恵まれていました。遊びでジュリーと付き合っていた所、ソフィアという女性に一目ぼれ。彼女といい感じになるのですが、嫉妬に狂ったジュリーが、「私をセフレと言ったらしいけど、本当なの?」と怒り、デヴィットを車に乗せたまま、橋から飛び降りてしまいます。それにより、ジュリーは死んでしまう。デヴィットは、足や手に怪我を負い、顔は醜く傷ついてしまう。
「これは役員たちの陰謀だ」そう言うデヴィット。親友や彼女も、彼を見て、避けるように冷たく接してきます。
酒場で酔いつぶれ地面に倒れるデヴィット、翌日、彼の元へソフィアが戻ってきて、「私が悪かったわ」そう言って部屋へと連れて行く。醜い彼でも、彼女の愛は残っていたのです。
手術を受け、顔が完全に元通りになると、元の平穏を取り戻したように幸せな日々が。。。
ところが、ある日、ソフィアが死んだはずのジュリーに成り代わっているのでした。「ソフィアはどこだ」そう叫んで彼女を縛り上げ責め立てるデヴィット、警察を呼ぶと、逮捕されるのは自分だったのです。
何とデヴィットが暴行を加えたのは、親友の彼女のジュリーで、ソフィアはすでに死んでいるという。そこからは、何もかもが崩れていく。彼女がソフィアなのか、ジュリーなのか分からず、デヴィットはついに彼女を殺めてしまう。
警察で取り調べを受けていたデヴィットは、自分がそうなってしまった原因が、夢を見させる組織エリーの仕業でないかと思い、鑑定員(精神鑑定?)と一緒に調査に赴く。そこで驚愕の事実が明かされるのでした。
この映画、私は統合失調症とかそういう類の話かと思ったら、全然違いましたね~(笑)。
その組織は人間を冷凍保存させ、永遠のリアルな夢を見させるというもの。デヴィットは夢を見ているのだと彼らは言う。酔いつぶれたデヴィットの元にソフィアは来ず、彼は薬物自殺をしたのだと。リアルな夢が始まったのは、酔いつぶれた所からだ、と言い、悪夢を見るのは潜在意識が介在しているかららしい。
彼らは、夢から覚め、現実の世界に戻るか、こちらにとどまるか、選択を迫ります。。。そうして、デヴィットは現実へ戻ることを選ぶのでした。漠然と恵まれた環境の下で、ただ生きてきたデヴィット。彼は、「生きたい」という、自分の希望を見出すのでした。
そうして、「目覚めて、デビット」という女性の声と共に、意識が覚醒する。デヴィットは長い夢(悪夢?)から目覚めたのでした。
。。。。という事で、映画はおしまい。
どこからが夢だったのか、余韻が残って楽しい映画です(笑)。後半の夢を見させる組織はもちろん、デヴィットの夢なので、本当の話ではない。
デヴィットが酔いつぶれた場所が一応夢の開始らしいですが、その後の自殺を図った後、こん睡状態になったのか、それとも、もっと前で、車で突っ込んだ部分からこん睡状態だったのか。どっちだろうねぇ。それによっては、ジュリーは生きてるのかなぁ?(笑)。最後の声はジュリーだったのかしら?現実にはソフィアとは1度しか会ってないっぽいし、あれがソフィアの声とは思いにくいけど・・・。
この映画、人生は挫けずに進めば、いい方向に進む、とかそういう感じの映画なので、ちょっとほのぼのする映画です。最後に目覚めるシーンは、本当の意味でのデヴィットの人生の始まりじゃないかなーと思うと、素敵ですよね(笑)。ちょっと裏を返して、再び悪夢が始まったというニュアンスだったら、これはこれで楽しいですが(笑)。。。
まぁ、とにかくトムクルーズ格好良い(*´∀`*)