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  • 2024-05-14
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運命のボタン

  • 2012-01-22
☆2.0
ボタンを押さなきゃ始まらない。

[あらすじ]
見知らぬ誰かからボタンが届く。それを押せば、大金を手にする代わりに誰かが死ぬという。お金に困った夫婦の取った選択は・・・。

[感想]
ボタン押さなきゃ始まんない映画です(笑)。ところがボタン押すまでが何気に長い。しかも押してからも、葛藤とかそういう映画というより、色々脱線した挙句、最終的なオチは予想通りという感じで、いまいち中身の無い映画になってます(笑)。もっと人間の汚さとか醜さとか深部に迫った映画にした方がよほどホラーでミステリーで楽しいと思うんだけどな。それがほとんど無かったかな。


以下さらりとネタバレ。見る予定の人は要注意。







ボタンが届いて、最初は半信半疑で、お金も困っていた夫婦。迷いつつ、それでも押してしまう。翌日大金が届けられ、裕福な生活に一変。しかしこれが始まりだった。
うーん・・・。
ホラーのジャンルで書いてるけど、中身はSFかなぁ。カルト的な要素も微妙にあるのかも。
からくりが紹介されるんだけど、誰かが殺しにいくとかじゃなくて、宇宙からのエネルギーを受けて何かが侵略してくるの。その力で運命に干渉する?みたいな感じ?まぁちょっと良くわかんない(笑)。とりあえず人外のパワーがそこに加わってて、主人公たちは自分たちがボタンを押したせいで誰かが死ぬのを防ごうと調べるんだけど、全然駄目なのね。結局その人外のパワーが主人公の息子の目と聴力を奪っちゃって、それを助けるには自分が死ぬしかない、ということに。
ん?いあ、そういう流れだからね(笑)。とりあえず色々干渉(?)して、強引に死に結び付けようとする人外の存在(?)があって、それを監視(研究?)する組織とかがあるんです。
それで最終的に、夫婦の奥さんが自分に拳銃を撃って死んでしまう。そして丁度同じ頃、どこかで誰かがボタンを押すのでした。奥さんが死んだことで息子は助かるんだけど、旦那は妻を殺した犯人としてパトカーに乗せられ終わりです。
もう少し色々葛藤やら、何かあってもいいと思うんだけどな(笑)。味気ない。

しかも途中で、悪の組織?みたいな男の人の顔が半分無いんだけど、それを見た奥さんが(奥さんは足の指が無い障害持ち)、「あなたを気持ち悪いなんて思わない。むしろ愛おしい。あなたは私より辛い思いをずっとしてきたのね。もう自分を哀れむのは止めようと思った」とかいう台詞があるんだけど、聞きようによっては酷い言葉(^_^;)。自分より酷い人見て慰められたのかしら?それこそ足が欠損してる人だっている訳で、自分より程度の酷い人は沢山いると思うんだけどな。それまでの人生で障害を持ってる人と出会わなかったのかな?何かやたら軽々しい言葉の印象(゚ω゚;A)。
まぁこれを受けて「あなたなら、とめられると思った(?みたいな言葉を言う。うろ覚え)。だが、あなたはボタンを押してしまった」と相手の男が言うのね。これでストーリーに深みを持たせたかったのかもしれないんだけど、言葉が嘘っぽくて全然深みが出てこない(笑)。こういう事柄はもっとデリケートな問題だと思うんだけど、それっぽい言葉適当に入れとけ、的な裏が見えるようで嫌だわ。何もこのストーリーに絡める必要もなかろうに。


ま。そんな感じで、人間のどろどろした欲深さとか狂気的描写は無く、ただボタン押して、押してしまったという悔恨と、それっぽい家族愛がメインかな。あと意味プーな中途半端に絡むSF話です(笑)。そしてやった事は自分に返ってくると。うん。良心正しく、清く生きましょう(笑)。
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