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  • 2024-05-18
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パフューム ある人殺しの物語

  • 2008-09-04

☆3.0
天才と狂気は紙一重。

-----あらすじ-----
パトリック・ジュースキントの禁断のベストセラー『香水 ある人殺しの物語』を、「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ監督が映画化した衝撃のサスペンス・ドラマ。ある“香り”にとりつかれた一人の青年が、その香りを追い求めるあまり、恐るべき凶行へと駆り立てられていくさまを緻密かつ緊張感みなぎる映像で綴る。18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で産み落とされたグルヌイユは、育児所に引き取られ孤独な少年時代を送る。そんな彼には、超人的な嗅覚が備わっていた。青年となった彼はある時、赤毛の少女が発する匂いに激しく心を奪われるのだったが…。 (抜粋)

-----感想-----
いやー。この映画、ホントに予想を大きく裏切った(笑)。もうちょいまともだったら少し違った人生を選べたのではないだろうか。ついそんな不毛な事を考えてしまいました。ホントに。。もうちょい、ハッピーな感じが良かったなぁ~。ところで後半の展開にはぶっ飛んだ(笑)さすがにこれは想像してなかったわ。いくらなんでも行き過ぎ、やり過ぎ(笑)。これがあるからいいのか、これが無い方が良かったのか、ウーン。微妙なところですね。
以下ネタバレ。




悪臭漂う魚市場で産み落とされたグルヌイユ。彼は生まれてから非難続きを強靭な運で生き抜いていきます。皮剥ぎの仕事をしていた時の事、嗅いだ事のない香りを放つ一人の少女に誘われるように付いていってしまうグルヌイユ。香りに対する好奇心のみだった彼ですが、悲鳴を上げようとする彼女の口を押えたら、無知な彼は彼女を殺してしまいます。その時を激しく後悔する彼。多分、これが彼にとっての初恋であり、女性とのはじめての遭遇だったんだろうねぇ。その時に嗅いだ香りを追い求める彼。どうにかして保存できないかと考えるようになっていきます。そして寂れていた香水屋に転がり込む事に成功する。彼の作り出す香りは瞬く間に人気となり、潰れかけていたその店はあっという間に繁盛するのでした。ところが、そこでも、人体の香りを抽出する方法を知ることはできませんでした。そこで彼が目指すのは調合師ならば誰もが目指す都だった。そこで、再び、運命の出会いをします。美しい女性との遭遇。過去に出会った香りを再び思い出す彼。というか、早い話、匂いじゃなくて恋じゃんか!とか心の中で突っ込み。彼女の匂いを何とか保存する方法はないかと模索する彼。ついに彼は町娘を殺して匂いを抽出する方法にたどり着きます。(あちゃー・・・。)
そうして、11人を殺害し、(香水瓶では一人一瓶くらいしか匂いを抽出できない。)最後の一人として、その娘に狙いをつけたグルヌイユ。彼女を溺愛する父親の保護も空しくあっという間に殺されてしまうのでした。
そしてそれらの香水を調合し13本目として究極の香りを作り出してしまう。丁度殺人犯として、彼が捕まってしまうが処刑の日、その香りを付けた彼の前に集まった民衆は、天使だ、奇跡だと崇め奉ってしまうのでした(笑)。この展開はおったまげですよね(笑)。ちょっと私は引くぞ。多分出演者も引いてた(笑)。絶対。
まぁそれで、そこには法王?とかもいたんだけど、彼は天使だー。って叫んでねー、娘の父親も、「私は騙されないぞ」とか言いながら、彼に歩み寄ったら呆気なく陥落。「わが息子!!」と感極まって泣いておりました(笑)。なんだーーー!!!!映画としていいのかーーーー!!!!(笑)。
ま、それで一命を取り留めた彼。思い出すのは懐かしい初恋の彼女の事。頭にあるのはざんげですね。きっと。そして自分が生まれた故郷に戻ってみれば、ひもじく貧しい者たちに溢れていました。グルヌイユは初めて彼らのために、行動を移す。編み出した香水を自分に降りかけてしまいます。(勿体無い。。。女12人から作り出した香水が僅か、一瞬で全て消えうせてしまうとは・・・。。。)グルヌイユを見て、彼らは口々に言う。「天使だ、天使が舞い降りた」。。なんてこと!グルヌイユは彼らのエサになってしまったのでした(苦笑)。
なんというか。おぞましい怖さがあります(笑)。愛を求め、得る事ができなかったグルヌイユ。
私的には最後まで「あちゃー」な展開でしたね(笑)。まぁ程ほどには面白いので、見てみるのもいいかと。ちなみに2時間30分ほどあるので、それなりの覚悟が必要じゃ。ちなみに台詞は全然なく、スローな展開が多いです。退屈に感じる事もあるかもしれん。
 

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