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  • 2024-05-08
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情愛と友情

  • 2010-06-20

☆2.3
暗い

-----あらすじ-----
貧しい生い立ちのチャールズは入学したオックスフォード大学で貴族の息子セバスチャンと出会う。彼と親しくなり事ある毎に誘われるように。そして出会った彼の妹ジュリア。厳格な信仰の元、抗いながら生きる二人の兄妹、彼らを救いたいと思うチャールズだったが…。(公式より一部抜粋)

-----感想-----
いつも利用してるサイトにあらすじが無かった!! ので、DVDオフィシャルサイトから抜粋してきました。実は見たのが相当前で、しかも、途中で停止状態のまま、今日です。なのでかなり内容を忘れつつも、紹介。
途中で中断してしまうくらいには退屈で、身勝手なお話。(個人的にはそう感じました)
以下ネタバレ。
(男性同士の恋愛的要素あり。要注意)

貧しいチャールズと裕福なセバスチャン。どういう風の吹き回しか、セバスチャンが彼に興味を持った事から悲劇は始まる。元々同性愛的な気があるセバスチャンはチャールズにどうやら惚れてるようで、何かとお屋敷に招待したり、親交を厚く求めます。それに満更でもないチャールズ。
しかし二人の友情も長くは続きません。彼と妹を取り巻く、厳格な信仰。母に厳しく仕付けられたプチトラウマかな。二人はそこから抜け出せずにいます。チャールズはそんな複雑な事情を知るにつれ、彼らを助けたいと思うように。
同時に、妹のジュリアに惹かれていくのでした。
うーん。セバスチャンとなぁなぁにしておいて、その場の勢いでジュリアにキスしてしまうのはどうか。また運悪くセバスチャンが目撃してしまうのですが、余りに憐れ。しかもその後、セバスチャンは益々酒に溺れてしまう。結局、信じていた者に裏切られた格好になり、セバスチャンは、自暴自棄に。
一方ジュリアは、厳格な宗教の教えがあるので、チャールズの気持ちにはこたえられず。嫌々別の男と結婚してしまいます。
何と言うか。この兄妹がどうこうというよりも、主人公の、チャールズの優柔不断な所がもやもやする(笑)。見ていて何をしたいのか分からない。そもそも何が目的なのかも分からない(笑)。二人の兄妹を助けたいと思ってるのかも分からない(笑)。どうしてか、チャールズが凄く身勝手な人に映ります。映画中では一応親切な優しい人という設定みたいですが、煮え切らないな~。

結局、バラバラになってしまい、チャールズもその後は付き合いがなくなってしまう。数年後、画家として成功していたチャールズの下へ再び彼らから招待が届きます(理由は忘れちゃった。なんだっけな)。
セバスチャンはどうやら、家を飛び出たようで、ジュリアは未だに信仰に縛られたまま。結局しがらみからは抜け出せないのだろうね。最後には、二人で逃避行しようと家を出ますが、病気の父が慌しく屋敷へと戻っていくのを見て、振り出しに戻ってしまう。(父は離婚して別居中だった)。
死に逝く父親は神を信じていない。チャールズは神も信じていない彼に、神父を呼ぶのは良くないとジュリアに言うも、信仰に厚い彼らは聞く耳を持たない。最後に、「神を遠ざけた自分をざんげしなさい」みたいな事を言われ、息も絶え絶えの父親が下した決断は、娘ジュリアの為に信仰を示したのでした。
ジュリアがね、「私の罪を許して父に印を切らせてください」みたいな事を祈ってるのね。それを(おそらく)聞いた父親が娘のために、したんだろうな。それを見たチャールズは、信仰からは逃れられない現実を実感するのでした。
彼女は、宗教からの自由は得られなかったんだね。
最後は、屋敷から家人がいなくなるというシーンで終わってました。結局何も出来ず、何も変化せず。って所かな。チャールズが一つの貴族の終わりを見つめる映画、、、って感じかしら。
そんなで、恋愛要素は少なく、せつなさもなく、身勝手さがあり、信仰というしがらみに縛られた兄妹の苦悩の末路、という映画です。あまりBL的要素も期待せず、割と平均的に暗いし展開遅いので、覚悟が必要な映画かもしれないです(;´д` )。
 

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