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  • 2024-05-08
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さよなら、僕らの夏

  • 2010-06-25

☆3.2
誰にでも起こりうる事。

-----あらすじ-----
弟サムを苛めるジョージにちょっとした復讐をしようと計画する仲間たち。事態は予想外の事になっていく。

-----感想-----
前から気になっていたこの映画。ちょっと暗いので見る予定の人は要注意です。
以下ネタバレ。


サムはジョージという暴れん坊から苛めにあっていた。それを知った兄とその友達は彼に悪戯して復讐しようと企てる。それは川をボードで漕ぎながら、彼を裸にして溺れさせようという計画だった。
そんな事も知らず偽の誕生日パーティーに嬉々としてやってきたジョージ。その手にはサムへのプレゼントまで。彼と触れ合う内に、それほど悪い人では無いのでは、と思いなおす仲間たち。サムも、計画は中止しようと告げる。
ところが仲間の一人、マーティが止めるつもりがなく、計画の中止を求める彼らに怒ってジョージに事の顛末を語ってしまう。それを聞いたジョージは、騙された事に腹を立て、皆を貶しただけでなくマーティの父親の死を馬鹿にしてしまったのだった。激昂し、ボードの上で争い合う二人。
サムの兄がジョージを制止しようとしてぶつかった拍子だった。彼は川へと転落してしまう。
助けて、と叫ぶジョージ、なんと彼は泳げないのだった。
その事に彼らが気が付くのは、ジョージが水底に沈んだ後であり、慌てて助けに入った時には既に手遅れに。

遺体を前に、どうしようか悩む彼ら。取り返しの付かない事態に、頭も働かない。悩んだ末に出した結論は、遺体を埋めて隠してしまう事だった。

必ずといって、こういう展開になりますよね。事故なのだから、と思うんだけど当事者になってしまうとこうしてしまうものなのか。。ちょっとした弾みで、誰にでも起こり得る事なだけに、他人事にはなりきれない。少年たちの無謀な行為も決して客観的なものではないよね。
起きてしまった事は取り返しも付かないし、何ともいえない寂しさの漂う映画です(-"- )

結局、埋めたものの、マーティを除く全員は、真実を告げようと決意する。その日の夜。ジョージの母親に真相をつげに行くのでした。
そして、マーティは国外逃亡を企てます。彼は彼でそれしか道が無いんだろうね。
人生、壊滅するのはあっという間。マーティは不良少年ではあったけど、まだそこまで落ちてはいなかった。けどこれで、彼の人生は終わってしまったんだろうな~。彼だけじゃないよね。関わった全員が一人の命を背負って生きていくんだろう。そう思うと本当に、人の運命、何がどう転ぶかなんて、分かったものじゃないよね(^_^;)。
その時々に、いかに最善の道を取るか、それが非常に大事なんだと実感する映画でした。

と。暗い話はここまでにして。
実は何気にこういう映画の雰囲気が結構好きです。少年たちの無謀な青春というか。死んでしまった事は置いといて、ボードで川くだりとか、そういう雰囲気は見ていて楽しいよね(笑)。
外国映画によくある青年たちの馬鹿騒ぎというの?こういう独特な雰囲気。日本映画にはまずないよね(笑)。この雰囲気が私はかなり好きです♪なのでちょっと評価は甘めかもな~(*^▽^*)
 

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